進んだ?タイの医療技術 パート2

『進んだ?タイの医療パート2』

この国のオカマを見ればこの国の整形外科の医療水準はわかる。性転換手術の後にホルモン注射や体の手入れを入念にするといっても、やはり顔の作り、胸の膨らませ方など見事な出来栄えである。

タイは大変美容整形が盛んである。ひとつはオカマになりたい男が沢山いること。ふたつめは女性が根本的に美形ではない事だと思う。

以前、日本でタイマッサージの店を経営していた事がある。そこで働いているタイの女性は私の記憶が正しければ90%は美容整形をしている。

タイに帰国してから日本に戻ってくると何か少し違う。やったか?と聞くと、うんと答える。今回はフォトフェイシャルとお腹の脂肪吸引。両方で15万円安い。どれどれ見せてみろ、というと恥ずかし気もなく、スラックスをヘソ下までおろして吸引した傷跡を見せる。タイに戻るという意味は美容整形に帰るという意味なのだ。

少し興味を持った私はインターネットでタイの美容整形を検索してみた。大きな病院は3箇所ある。大きな病院で医師は日本の大学病院を卒業した医者やドイツやアメリカの大学病院を経験した医者がいる。今度は、やっている内容と値段を調べてみた。

基本的には日本では性転換手術は病院の倫理委員会をパスしなければできない。けどタイの病院ではいつでもOKと書いてある。料金も50万円くらいだ。それに整形手術の内容が圧倒的に多い。男性の包茎手術から始まって、亀頭の増大手術、女性に至っては数限りない。値段も日本の半額程度だ、更に会員になると最高30%までのディスカウントがある。殆どエステか美容院に行く感覚だ。

知り合いの女性が目の下の脂肪吸引をやりたいというので、お願いして同行させてもらった。バンコック、スクムビット、ソイ49にあるサミティベシ病院。たいそう立派なビルだ、7回建てのビルのなかに、ありとあらゆる美容整形の科目別に診察室が並んでいる。もちろん入院施設もある。

驚いたことにタイ語はもちろんの事、日本語、韓国語、中国語、英語の通訳までいる。日本人だとわかると日本語の通訳が出て来て手術の内容、危険性について、料金について詳しく説明してくれる。所詮インフォームドコンセントがしっかりしている。一緒に行った日本人の女性は非常に安心したようで、また病院が明るくシステムが垢抜けているのを気に入って手術したいと申し出る。

今日の1時からドクターの時間が空いていると言うので早速手術の予約を入れる。手術開始まで2時間である。食事でもしようということになり食堂へ。これがまた綺麗でここがタイかと思わせる雰囲気だ。手術時間は1時間足らず、1週間後に抜糸をすると言う。完全に顔の腫れがひけるのに1ヶ月を要するそうだ。費用は何と28000バーツ、8万円位。入院は必要無くその日の内に自宅に帰って静養。化膿止めの抗生物質の薬を飲むだけ。

これに似た手術がある

近眼、乱視、遠視矯正手術である。レーザー光線を使って角膜を削って屈折率を調整する手術だ。日本では最近許可されて、日本全国に数カ所、手術する病院が有るそうだが順番待ちのようだ。日本での料金は両眼で80万円くらいだそうだ。タイのレーザーラッシックの専門病院は 何箇所かあったが、最近では大きな病院ではどこでもこの手術を扱っている。

かくいう私の家族も、私の妻を筆頭に長女、長男、長女の夫、計4名手術を受けている。全員近眼乱視である。手術時間は30分(両眼)、費用は25万円と言った所ところ。

手術を受けた者の意見を聞くと一様に「世界が変わった、視界に色が付いた」という。私の妻などは交差点の信号が青か赤か分からないで随分と危ない思いをしたけど、今は良く見えるので外出するのが楽しいという。

長女はタクシーが空車かどうか分からずに止めるのに苦労したそうである。長男は学校で黒板の字がよく見えないでノートをとる事ができなかったが、席が一番後ろでも今は苦はないそうである。そういった悩みがたった25万円で解決する。安いものだ。

近視、乱視、遠視矯正手術にご興味をお持ちの方へ

日本人は日本の医療が世界のどのくらいの位置にいるか知らない。保険が使えないからその医療技術や薬を輸入しないと言うのでは誰の為の医療か分からない。高度な手術になるとアメリカから専門医を呼んで手術して貰い、それを見ながら教えてもらう。或いはアメリカに出掛けて行って研修を受ける。自己啓発能力ゼロだ。

機械は一流、薬は二流、腕は三流。これが世界の評価だ。タイは確かに後進国だ。しかし医療技術は日本より進んでいる。私はそう思う。MRIがなくったって、先端機械がなくったって、1週間に1回を1日1回と間違えるバカな医者はいない。手術する人同志を間違えたりしない。

本来すべき薬を間違えて点滴する様な病院はないし、自分の患者に筋弛緩剤を注射して殺す病院もない。近眼、乱視は日本の国民病である。国民の80%が眼鏡をかけている。日本人といえば外国の風刺マンガに出っ歯とメガネが定番である。メガネ、コンタクトレンズから開放されませんか?たった30分で手術は終わるのです。あなたの恐怖心さえ取り除いて勇気を出せば。

おわり