あっと!驚く交通事情パート2
『あっ!と驚く交通 事情』パート2
私の友人にタイに住んでいる韓国人がいます。彼は若い時にアメリカに渡り、アメリカで自動車の免許を取りました。例に漏れず運転は下手。隣に乗っていると恐くなるのでゴルフに行く時などには私が運転して決して彼には運転させません。その彼が夜の12時ころ、彼女を助手席に乗せてライブハウスに行く途中に人身事故を起こしました。
状況は次の通りです
小雨が降る中ライブハウスに入ろうとして右折する為にウインカーを出し、カーブを切り始めた所、後ろから2人乗りのモータサイが車の右側を追いこそうとしてセンターラインをオーバ−して来ました。車のボディーにモータサイは衝突し、2人は車を飛び越えて道路にほうり出されました。不幸にも2人はヘルメットをかぶっていなかったので、打ち所が悪く病院に運ばれましたが、2人とも死亡しました。
私の友人は警察や病院に連絡するよりも早くタイ語の話せる、警察に顏の効く韓国人を呼びました。ここで重要なのは、交通ルールではどちらが良くてどちらが悪いという事ではないのです。日本的に言えばアメリカの免許で、バイクをはねたという点からして、どう転んでも車の運転手には業務上過失致死は付くでしょう。民事的に見ても被害者の家族からは多額の損害賠償を請求されるでしょう。
この事故の顛末は次の通りでした
私の友人の韓国人の方については被害者の方に非が有ると認め無罪放免。被害者の家族には彼が入っている損害保険会社から損害金が支払われました。いくら支払われたかは損害保険会社が公にはしませんが、タイの常識からして1人10万円以内であろうと関係者は口を揃えていっていました。保険の種類がフルサポートだった為、彼はそれ以上の保証を被害者にする必要は無いのですが加害者の彼が外国人であった為に、被害者の家族が更なる保障を要求しに彼の家まで来たのですが、彼は警察と保険会社にクレームをかけ一件落着いたしました。
この事件は私に少なからずショックを与えました
第一に、タイには救急車というものがありません。事故で傷付いた人を病院に運ぶのはその病院の車か、あるいは華僑系のボランティア組織の車が来るのですがいずれにしても非常に遅く、30分も1時間もかかります。これでは生きているものも死んでしまう。
第二に、保険会社としては生きて病院にはこばれるより、非常識ですが、死んでしまった方が良いと考えはしないだろうか。。。ということであります。どうもそういう匂いを感じさせる、ものがあるのです。
第三、に警察としては死んでしまった者は仕方がない。この考えがあります。死んだ者からはお金は取れない。生き残った方からはお金が取れる。それでは生き残った方の言う事を聞こうじゃないかという姿勢。地獄の沙汰も金次第。
この国では本当に人間の値段が安い
やっと葬式を出して家族には見舞金程度の金が出るだけ。死んだら負け。この事件は私にタイで生きていく為の教訓を沢山与えてくれました。どうですか皆さん、タイでレンタカーを運転する時は必ず保険に入って下さいね。そして交通事故には決してあわない様に。中途半端にいきていたら殺されちゃいますよ。
終わり








