■添乗員はやめられない パート3 優雅な休日

パート3 優雅な休日

前にも申し上げたように添乗員には添乗中に土曜、日曜、祭日が絡めばそれは後日代休が貰えることになっています。加えて取る暇もない年次休暇が年間21日間(勤続年数が増えるたびに毎年一日各加算されてゆく)、夏期休暇が2日、その他慶弔休日も有るし1年の内に労働協約通りに休日を取れば半年しか出勤はできなくなってしまいます。ほとんどのツアーは連休絡み、土日絡みなので必然的にそのようになってしまうのです。

添乗が終わって精算の為に会社に出勤して済ませた後、空港に直行して夕方便で私の場合にはシンガポールに向かいました。何故そんなことが出来るかと言うと。私が旅行社にいるころ航空会社がフリーマイレージという制度を始めました。米国のユナイテッド航空が最初でしたが、続いてノースウェスト、オランダ航空、ルフトハンザ航空、日本航空と続々そのようなプランを発表いたしました。

添乗員にとっては僥倖みたいなもので「棚からぼた餅」ですよ。だって会社の費用で飛行機に乗り、日当と代休を貰って、しこたま稼がして貰った挙げ句、タダの航空券まで貰えるのですから止められません。ヨーロッパをぐるりと回ってくると東南アジア往復エコノミークラスの航空券が付いてくると思えば間違い有りません。溜まるは溜まる、すぐ数人分の無料航空券ができます。シンガポールのホテルだって・・・旅行社の・・・だが何月何日から何日まで予約入れておいてくれと現地旅行社の東京事務所に電話を入れればゴールデンウィーク、年末年始、夏休み期間でなければ大概がコンプ(無料)扱いしてくれます。

ここで大事なのは出来るだけ女の子の好きそうなデラックスホテルを選ぶのです。(後で理由については触れます)飛行機とホテルがタダなのですから、食事代、交通費、遊び代を入れたって大した金額にはなりはしません。ここで何故シンガポールに行くかという理由について申し上げましょう。

  • ひとつには言葉が英語で意思疎通がし易いこと。
  • ふたつには日本からの交通の便が良いこと。
  • 三つ目には食事が美味しいし諸物価が思ったより安いこと
  • 四つ目にはホテル等のサービスが洗練されて気持ちが良いこと
  • 五つ目、これが最大の理由なのですが、日本から女の子を呼んだときに女の子が喜ぶこと(町が綺麗で女の子の行きたがる高級ブランドショップがある)。

予めこれと思う女の子とコミュニケーションを取っておき、頃合いを見計らってシンガポールに行かない?と誘ってみる。もちろん顎足つき、買い物付きという条件。誰でも手当たり次第に声をかけるわけではないので、ある程度は誘ったら何と答えるかは想像できるはずです。大体女の子はOK。OKということはセックスもOKということなのです。

私はシンガポールに行くと約10日間位滞在して2人の女の子を誘います。もちろん最初の金土日の二泊三日と2回目の金土日曜日に分けて一人ずつ。その間に祭日が入れば3人も可能な訳です。でも決してダブってはダメ。日程をうまく調整しないと。最初の女の子とは金曜日の夕方の便で一緒にシンガポールに向かいます。

シンガポールには深夜に着いてホテルに向かうのですが、チェックインする時に2人同室ということが彼女が理解します。必ず彼女は「エッ」という声を出しますがこれは「拒否」という意味ではなく、「恥じらい」なのです。その証拠に「私はそんな気じゃなかったから別の部屋を用意してくれ」などと失敬なことを言う女の子には会ったためしが有りません。部屋を用意しろと言ってもデラックスホテル(前に指摘した)なのですから自分で支払うことなど高くて出来ないのです。

部屋に入ると午前2時、風呂に入っていよいよなのですが、そこで焦ってその晩にセックスをしようなどという考えが不純。「急いては事をし損じる」です。手枕でもしてあげて「疲れた?」などと優しい言葉をかけしっかりと抱いて寝る。もちろん軽いペッティング位は挨拶程度に。

翌日は彼女に尽くします。遅めのリッチな朝食をしてからおもむろに観光に出発。セントー島、マウントフェーバーなど(見る所などシンガポールには有りません)。飲茶の昼食を楽しんで午後からは有名ブランド店、免税店巡り、そのうちから彼女の気に入ったバッグのひとつも買ってあげる。夕食は海岸通りのシーフードレストラン、ムードを盛り上げます。いよいよ仕上げはホテルに戻り眺めがよいバーに寄りカクテルでも飲んでから部屋に入る。ここまで来れば100%こちらのもの。

処女だった娘も3人いました。相手がその時震えちゃって協力してくれないのが大変ですが、こちらだって感激ものです。「ごっつあんです」彼女は日曜日の早朝日本に帰る便に乗りますので、私はその足でホテルをチェックアウトしてインドネシアのバタム島に向かいます。シンガポールから高速船45分くらいだったと思います。

ここでは有名なホテルには泊まりません。島の中央にナゴヤという町があります。(何か日本の名古屋に関係があるとかです)そこに日曜かあ木曜日まで滞在します。何と言ってもここは物価が安い。そうインドネシアなのですからその筈。ホテル代は平均で一泊二千円位(同じバタム島のホテルですと一泊一万円はします)出せばまあまあな所に泊まれます。日中は海水浴、ゴルフ、夜は現地人の行くカラオケ、バーなどに繰り出します。

この島へはインドネシアの各地から出稼ぎに来ている人たちがほとんどで、それに当て込んだ「夜の町」があるのです。私の知り合った彼女はカリマンタン(ボルネオ)出身の痩身の20歳の娘、暗い置屋みたいな所に入ると2階から女の子がゾクゾクと下りてくる。その中から彼女を選んだのですが言葉が全く通じなくて困りました。しかし男と女顔と顔を合わせれば何をしたいのか大体想像ができるというもの。早速彼女が出てきた2階に上がり「チョイの間」、何とチップ込みの5ドル。物静かで優しくて、新鮮なことは二重丸。いや結構でした。

金曜日の夜、二人目の女の子が着くのを空港に迎えにゆきます。そして改めてシンガポールのホテルチェックイン。また同じことを繰り返して日曜日の早朝、その彼女と日本に帰ってくるという日程が続きます。極楽、極楽、こんな生活止められません。

費用は女の子が何を欲しがるかで違ってきますけど、お土産代も含めて20万円位あれば充分ではないでしょうか。はじめからエルメスやシャネルのバッグとは女の子は言いません。大体がルイビトンかプラダ程度ですから高くて10万円あれば充分。日本でこれをやったらいくらかかると思いますか。大変ですよ。

第一日本で男一人で旅館に行ったら泊めてくれません。2人で有名旅館に泊まったら最低でも一泊五万円必要です。全部で50万円はお土産なしでかかりますよ。その点海外は女の子も開放的な気分になっているし、気分を盛り上げるのは楽だし、見るもの食べるものみんな珍しいものばかりですから女の子には喜んで貰えます。

一度、海外へ誘った女の子はもう二度と誘わない方が賢明です。お土産代が高くなるのも困りものですが、もっと困ることは次は行き先を彼女が指定するようになるのです。今度の連休はあそこに行きたいな・・・などと始まります。もう、甘えが始まったのです。こちらとしては彼女である必要性は全くないし、むしろどんどん新鮮な女の子に新陳代謝した方が好都合です。それにこっちはダブルヘッダー、途中につまみ食いをしているということを彼女は全然分かっていない。(それは無理か)彼女の要望を聞けばシンガポールではなくなってしまって、私の一連の計画も台無しになってしまうのです。

最後にどうしてバタム島に行くのかという質問にお答えしておきたいと思います。確かにシンガポールにもゴルフ場は10ヶ所くらいあります。それはそれなりのコースでしかも日本と比べれば安いのですがどうもリゾートっぽくない、日本でゴルフをやっている延長線上という思いが強いのです。それに何と言ってもシンガポールは女遊びをする場所ではありません。むしろ弁当持ちで訪れるディスティネーションです。

ゲラン通りに昔の日本の赤線地帯みたいなものがあって、マレーシア、タイ、中国の出稼ぎ売春婦もいますがヨーロッパ、アメリカあたりの遊びの感覚です。オーチャード通りにも「立ちんぼ」もいますがこれは殆どオカマ。良くお客さんが酒に酔ってホテルに帰る途中にこのオカマから声をかけられ、買ったけれど翌日の朝、目を醒ましたら「隣に男が寝ていた」という笑い話を耳にします。その点、バタム島は安い、良い、新鮮の3拍子揃ったまだ知られていない隠れた男の「遊び場」なのです。

これ本当の話。