■添乗員はやめられない パート2 オンナにモテモテ
パート2 オンナにモテモテ
確かに普通のサラリーマンからしたら修羅場をくぐらされ多少度胸もつくだろう、また本来持っている能力以上の知能や胆力を要求されるだろう、かと言って添乗員がそれ程の優れた人間性や能力を持っているとは私には思えない。でも前にも触れたように実質の給料よりも遙かに自由になるお金をもっているし、何しろカッコイイのである。
颯爽とパイロットバックを引っ提げて世界のあらゆる都市を駆けめぐり、日本人のコンプレックスである「外国人」と対等に外国語で話し合う。また当時は旅行社(添乗員)という職業は学生が就職したい職業のランキングの中で常にトップクラスにランクされていて、当然選抜されてきた人間は高学歴な優秀な人材が多く、一般人から見れば高嶺の花的存在であったのである。女性にモテル要素は全て揃っていると言って良いと思います。
何も外国に行く先々で業者から接待用に供される女性と付き合わなくたって引く手あまたである。添乗したツアーの客同士のサークルから打ち上げパーティーや写真交換会と称して以前は帰国後によく招待を受けたものです。何と言っても「我等が添乗員」が主役なのですから、添乗員の忙しいスケジュールに合わせてくれるから必然的に出席せざるを得ない。本人は一銭にもならない慈善事業、本当は出たくない。けれど今後のセールスもあるし、添乗員の大好きなタダなので時間が余れば出席する。これが間違い?
このパーティーに出席し団員の女性との個人的な交際に発展し、結婚に結びついた例は私の友人の中でも相当数いる。就職したばかりの私はその年に年末年始のツアーに添乗を命ぜられた。行き先はフィリピンのマニラ。今でこそ女買いのディスティネイションになってしまったが30年前はマルコス大統領の戒厳下で非常に治安も良く、町は静かで人々は純朴であった。いまでは信じられないでしょうね。
但し、まだ戦争後の反日感情が強く外出するときはサングラスをかけ日本人だとは分からないようにしたものです。ツアー参加者は10数名だったと記憶しています。その中に私の会社のある近くのアパレル関係の一部上場会社で働くOL3名が参加しておりました。添乗中は若い女性がいて花を添えてくれているようで助かると思っていたのですが、帰国してからその3人の内の1人から度々電話を貰うようになりました。年齢はいくつだったのでしょうか、興味もなかったので知ろうと思えば添乗員の立場からして造作もなかったのですが、30前後だったように思います。それほど気にしていなかったということです。
日本にいる時、仕事が終わって夜は比較的自由になる時間があって電話がかかってくれば銀座の行きつけのバーで会っていました。彼女は北新宿というアパート街に住んでいて私は会社から自宅まで2時間近くもかかる遠隔地から通勤していたので夜遅くなると彼女の所にもぐり込むという関係にすぐに発展しました。
煙草、酒は飲むは家の中にはペットのインコはいるは、それに酒を飲むと話し上戸で煙草は吸わない下戸の私としては中々彼女のペースについて行けず困りました。けどセックスの方は抜群、身体中が性感帯のような女で行為中にアパート中に聞こえるような声を出すのには閉口しました。
私は当時23歳でしたので元気印の真っ最中、テクニックなど知る由もなく早漏気味のところは回数で勝負して多い時には一晩に5回アタックしました。彼女大いに喜んでどんなことをしたら女は悦ぶか、どこがどうやったら感じるのかを手取り足取り教えてくれました。彼女としては三十路にかかっているし、そろそろ小金を持っている男を捕まえて永久就職とでも考えていたのでしょうが、私には全くその気がないもので仕方が無く神社の神主を口説き落とし結婚したようでありますが、その後どうなったでしょうか。
また添乗員はツアーのリーダー役、纏め役でもある幹事とは日頃から冗談を飛ばし合いながらも深く付き合う事があります。時として幹事に女性の方もいまして、相手方が結婚している場合などその家族とも顔見知りになります。その家庭が上手くいっていれば良いのですが場合によっては夫婦喧嘩の真っ最中などはグチをこぼされ困ってしまうこともしばしばです。
それだけで済むと良いのですが、その幹事を連れて旅行に行った場合など妙にその幹事が色っぽくなり夜に打ち合わせと称して添乗員の部屋に来て、中々自分の部屋に帰らないことがあるのです。酒も入っているし、旅先のことですからつい開放的になって添乗員とできてしまうことがあります。そういう私も一度だけ幹事の女性とできてしまったことがあります。
夜の観光(女買いのツアーですから女の幹事は同伴させない)が終わって部屋に帰ってみると何と幹事が私の部屋にもう入って待っているではありませんか。もうパジャマなんか着ちゃってベッドの中に入って一眠りしたような眠そうな目をしている。どうして部屋に入ることができたのか聞いてみたらボーイを買収したと告白。(部屋の中に貴重品でも有ったらこれでは盗まれていたかも分からないな)
本人は気持ちのなかではもうすっかり出来ていて、話し言葉はもう甘ったるいナデ声に変わっている。大事なお客さんでもあるし、こんな所で幹事とわだかまりでもできたら明日からの添乗が立ちゆかない。あまりきつい言葉もかける訳にはいかない。柔らかく冗談っぽく早く部屋に帰って寝なさいという言葉のことを言っても本人はもう覚悟を決めてきているのだからそう簡単に引き下がる訳はない。
ここで服を脱ぎ、シャワーでも浴びたらすぐ襲われる。こちらは疲れていて手足を伸ばして温かい風呂に早く入って寝たいものだ。早く帰ってくれよ!くだらない世間話をして1時間も費やしてしまった。もうだめだ!これもサービスの一環。添乗員は男芸者とは良く言ったものだ。一発やってやれば帰るだろうと考える。この時に添乗員が考えるのはこの女、日本に帰ってから添乗員に「ヤラレタ」と嘘のクレイムを会社にあげないだろうかという心配である。
主婦の場合は比較的簡単である。弱みをしっかりと握っておくこと。この場合の彼女の弱みは第一に子ども、第二に夫、このデータを詳しく彼女の口から聞いておくことである。独身の場合は証拠になるものを押さえておくこと。一番良いのがテープレコーダー、次は写真だが。ウォークマンか何か有れば問題は解決。どちらのケースにも一番重要なのは「ヤル」と決めたからには絶対に彼女を満足させることだ。中途半端が一番いけない。必ず「行かせる」こと。愛情ではなく仕事なのだから添乗員はできる筈。
私の経験からして、このケースはかなり燃える。仕事と割り切ってヤル訳だから相手を見下ろしているし、スリルは有るし、相手もその気だしで。こういう幹事とは日本に帰っても求められる。ひつこいのはラブレターなどを寄越して昔を偲んでいる。こちらの方が赤面するような内容だ。
女とは本当に業が深くまた白々しいもので、一度肉体関係を結べばもう何も恥も外聞もなく突き進んでくる。添乗員はここまで来ると密告の心配は無くなるので思う存分セックスを楽しめる。








