機内にてその2

機内にて(その2)

これは日本からバンコック行き直行便、そう業界では「空飛ぶ棺桶?」と言われいつ落ちても不思議ではないと言われている中東方面の航空会社だ。

飛行機は30年以上も前の時代物、機内は改修に改修を加え応急修理を繰り返した跡が見られ天井からは水が落ちてくる(空調のパイプに欠陥がある)はリクライニングシートは動かないは果てはトイレから水が漏れてくるはで散々な機体状態である。

でも安い、安いから安い物を好きな連中で集まる。バックパッカー、ジジパパの至れり尽くせりツアー、どこかウサン臭いタイマニアのおじさん、エスニックブームに魅せられた若い世代。頻繁に私はこの飛行機を利用する。

安いだけではなくバンコックから東京行きの航空券を買うと120日間リターンオープンなのだ。大体の航空会社が45日間オープンの航空券で値段も2万バーツ近いのにこの航空会社は料金は約半分なのだから利用客は多い筈だ。いつも80%以上のイールドを保っている。

今日はどんなヤツが隣の席にくるか?超過荷物を嫌ってできるだけ手荷物にしている外国人だけは勘弁してくれ、他人の足の所まで荷物で占領する、それにヤツラは体臭がきついんだよ。期待と不安で胸を膨らませていると歳の頃は20代後半の日本の女性がやってきた。

中年太りかけたドラムカンに体の線が似てきている。かなりボディースーツで引き締めているのだろう、腰からお尻にかけてのスラックスのおさまり具合でわかる。素っ裸にしたらかなり肉質のブヨブヨだろうと思われる。

席に着くなり話しかける。タイにはタイマッサージを習いにワットポーに行くのだそうで観光と合わせて30日間の予定で来たそうだ。名前は「ゆかりちゃん」。

泊まる所はカオサンのゲストハウス、1泊500円といったところ。しっかりしている。今の仕事はエステシャン。タイエステをマスターして店を開きたいと思っている。実は私も新宿でタイマッサージの店を経営していると言ったら話は一気に盛り上がり、タイに何をしに行くのかも聞いてきた。

パタヤに住んでいること、仕事は旅行社をやっていることなどを話す。このゆかりちゃん話し方、身のこなし方からして、年相応にそっちの経験もあるなと想像できる。「パタヤに遊びに来ない」と仕掛ける。「行ってもいい?」「じゃ、始めの一週間は基本コースでその後上級コースが始まる。それまでの間パタヤに遊びに行きます」という乗りの良さ。「家は部屋が四つあってメイドもいるから心配しなくて良いよ」と暗に家に泊まることを勧める。何が心配しなくて良いのか分からないが、彼女は元気良く「エエ」と頷く。ダメ元なのだから名刺と携帯電話の番号を伝える。確率50%かな。

その後もバンコックまでの間日本のエステでは男が来るか?来たらどうするか?エッチなことをその男は要求しないか?勃起しないか?などというくだらない話を6時間もしていた。別れ際に年甲斐もなく、「必ず来てよ、約束だよ」と言って別れた。

その後10日過ぎても電話がこないので諦めていた頃、懐かしい声が電話機を通じて伝わってきた。

「やっと第一ステージが終わった!明後日パタヤに行きます」

OK!OK! 大歓迎ですよ。(これでいただけるな)

当日パタヤにはどう行ったらいいのかという電話が入った。

「エカマイというMRTの駅があるからそこで下りて、すぐ前に高速バスターミナルがあるからそこでパタヤ行きのバスに乗れば2時間で着くよ」と説明した。

時計を見計らってバンコックから到着するターミナルにゆかりちゃんと迎えに行った。けど予定の到着時間を1時間過ぎてもゆかりちゃんはバスから降りて来ない。おかしいな?一杯食わされたかな。2時間過ぎた。まだ来ない。

ゆかりちゃんは電話を持っていないし、どうすることもできない。取り合えず家に帰ろう。家に帰ると間もなくそのゆかりちゃんから電話がかかってきた。

「今どこにいるの」

「わからない」

「パタヤ行きのバスに乗ったのだけど運転手がどこで降りるのかと聞いている」

「運転手に代わって」

「ハロー、トンニー クン ユー ティー ナイ」※訳 今どこにいるのですか。

「トンニー ユー ジョムティエン」※訳 ジョムティエンにいます。

「何?ジョムティエンだって、どうしてジョムティエンに行くの」と呟く。

「ヤーク カオ パイ ティー ナイ」※訳 彼女はどこに行きたいのか。

とっさに私は何かゆかりちゃんが間違ったバスに乗ったなと判断。運転手に告げる。

「ロングレム グランド ジョムティエン パレス」※訳 グランド ジョムティエン パレスホテルで降ろしてくれ。

「カッポーン」※訳 了解

ゆかりちゃんに電話を代わってもらって、「この電話誰の?」と聞いたら。

「運転手の」

「そう、今、家から大変近いところにいるからこれから迎えに行く」

「グランド ジョムティエン パレス ホテルというホテルに着いたら降りて」

「分かりました」

さっそくそのホテルに迎えに行く。けどこれまた中々ゆかりちゃんは現れない。待つこと30分。ゆかりちゃんはチャーターしたソンテウ(乗り合いタクシー)で現れた。あ〜あ良かった。

中々美味しいものにはすぐにはありつけないものです。ゆかりちゃんも度胸が据わっている。普通の女の子だったらもう根をあげて泣いているでしょう。ゆかりちゃんはケロッとしています。

ゆかりちゃんの乗ったバスは高速バスではなく各駅停車のジョムティエン行きだったのです。それに運転手は「了解」と言ったのに、そのホテルではなく違うホテルにゆかりちゃんを降ろしてしまったのです。

ゆかりちゃんはこのホテルは違うなと判断してホテルの前に泊まっているソンテウをチャーターしてここのホテルまでやった来た。そういう経緯だったのです。

先ずは家に戻り荷物を下ろし、ゆかりちゃんにはシャワーでも浴びてもらって、それから家の前のビーチフロントにある海鮮料理に舌鼓を打った。腹ごしらえができたところでディスコに出撃!テーブルについてからゆかりちゃんに一錠の薬を手渡した。

「なにこれ!」

「ハイパーセンシティー」になる薬。何の意味かゆかりちゃんにはわからないだろう。

「大丈夫、体に悪くない」

「少し、眠れなくなるけど、元気になるよ」

実はこれは友人から貰った合成麻薬のエクスタシー。

常習性がなく、もちろん禁断症状もない。音に敏感になりハイになる。睡魔から逃れ、セックスの感度は抜群に上がる。これを飲んだゆかりちゃん30分ほどで目がトロンとしていやに色っぽい。これに酒を飲むと決定的になる。ウィスキーの水割りを頼む。

ゆかりちゃんすっかりその気になって体をペッタリと押しつけてくる。ステージの真ん中でゆかりちゃんと抱き合い、唇を重ねる。ゆかりちゃんの体は熱い、首筋から背中、臀部へと愛撫を加える。まるでチークダンスをしているようだ。

家に帰るとメイドが起きて待っている。弱みを見せるわけにはいかない。ゆかりちゃんを連れだしモーテルに向かう。泊まり1500円、部屋は綺麗だが日本程のデコレーション、アイディアは無い。天井と両壁はガラス張りになっている。ベッドからシャワールームが曇りガラスを透けて見える。

ゆかりちゃんがシャワーを浴びて胸、顔などキスを受けた所を入念に洗っている。もちろんあそこも。私がシャワーを浴びている時にゆかりちゃんは寝化粧をしていた。シャワーをあがると、ベッドのうえでゆかりちゃんは待っていてくれてタバコを吸っていた。タバコを吸う女はタバコを吸わない男はすぐ分かる。抱いた時に体臭がニコチンの匂いがする。例に漏れずゆかりちゃんも口臭も体臭もニコチンの匂いがする。

タオルをはぎ取り、ゆかりちゃんがタバコを吸ったままの状態で乳房を愛撫して乳頭を吸引する。舌を使って入念にローリングする。女がフェラチオをするように乳頭を吸い込んだ口内は真空状態にしてやる。ゆかりちゃん腰をうねらせ上下する。感じてきた。

乳房より次第に下に舌を這わせる。ヘソの周辺、毛の生え際、足の付け根のリンパ腺、今日は特別サービス、クンニングス。大きな花弁の脇を舌が走る。そして花弁の中に入る。蜜がその花弁の上部から溢れだしている。その蜜を吸いに舌と唇がまとわりつく。まるで蜂が蜜を取るように。

鼻も花芯を刺激する。花口に舌を差し入れた時には丁度その鼻が良い角度で花芯に当たりゆかりちゃんは身悶える。綺麗な色の花とは言い難い、ちょっと色がくすんでいる。しかし形は崩れていない。花弁が大きく変形してるものや、中に隠れこんでいるものなど様々だが、ゆかりちゃんの花弁はしっかりとこじんまりとしたたたずまいだ。

体はやはりしっかりとした肉付きでしかも硬い。ブヨブヨの体型ではなかったがドラムカンを転がす雰囲気がする。もうタバコは吸っていないが目は空を掴みタバコを持った手はベッドからだらんと下ろしたままになっている。タバコは下に落ちたかな。タイル張りだから心配はないだろう。

片足を肩にかけゆかりちゃんの体を半開きにする。丁度体が十字の形になるような体位を取る。肉付きの良い女はこんな格好がよいだろう。ゆっくりとインサート。ウウーンという唸り声。少しイチモツの感覚をゆかりちゃんに認識してもらう為にインサートした状態で××××の中でイチモツを動かさず大きくしたり小さくしたり呼吸させる。

ゆかりちゃんはジレて腰を振り出す。それに合わせてピストン運動をゆっくりと始める。十字形からバックへ、それから正常位へと2回転くらいした時にピークを迎えた。

ハアハアと深呼吸して休んでいるとまたカンバックしてきた。ゆかりちゃんそれを見ていて今度は私のイチモツにしゃぶりつく。ゆっくりとしたフェラチオ。へたではない。激しさは無いが、「好きさ」と感じる。

ゆかりちゃんがフェラチオをやっている時に、頭や髪の毛を撫でてやる。ゆかりちゃん気を良くして男のラジエターのシワシワまでスジ延ばしをしている。そしてアナルのデリケートな部分まで。息子は元気いっぱい。

ゆかりちゃんは少し「上付き」なので縦攻めに挑戦した。先ず正常位で挿入してから、ゆかりちゃんの両脚を閉じさせる。丁度ゆかりちゃんに馬乗りにのような形。これだと締まりの悪い女でもいやでも閉まるようになる。ゆかりちゃんはガバガバではない。上からピストン運動をするのでクリトリスを強く刺激する。

これにはさすがのゆかりちゃん声を上げた。声を上げるだけではなく、上半身を起こし抱きついてきた。ゆかりちゃんの性感帯はオッパイ。乳頭以外の部分を強く刺激することを好む。乳頭は人差し指で円を描くようにゴロゴロと回転させる。そして指の腹でヤスリかけのように擦る。

ゆかりちゃん喜ぶ。私の方は行ったのか行かなかったのか自分でもわからない。ただザーメンは発射されていないことは事実だ。次第にイチモツが軟弱になり2回目は自然消滅という形になった。

結局朝の4時まで入れては出したり、出しては入れたりで、都合3回ことに及んだが発射できたのは1回だけ。もうこれ以上やっても苦しいだけだ。

家に帰って寝ようということになりメイドが待つわが家に朝の5時に到着。今日は午前中は起こすなとメイドに告げベッドに入った。

12時頃目が醒めた、まだ下半身が疼いている。朝立ちか?それとも昨日の元気薬がまだ効いているのかな。暫くそのままにしておいたが、一向に収まる気配がない。困った。ゆかりちゃんは私の部屋の相向いの部屋に入る。行ってみるか。

自分の部屋を出てゆかりちゃんの部屋をノックする。反応がない、メイドに気づかれてはマズイ、小さい音で小刻みに連打する。暫くしてゆかりちゃん眠そうな顔をしてドアを半開きにしてこちらを伺う。

「ちょっと入れてくれよ」というジェスチャーして部屋に入れてもらう。

2人でベッドにもぐり込んで頭からシーツを被ってイチャたれる。ゆかりちゃんのパジャマを脱がせ、ブラジャーとパンティーをはぎ取る。こちらも素っ裸になって抱き合う。あーあ、なんという清々しい感じだろう。アサマン派というのがいるらしいが、こんなすっきりした気分でやれるのだから分かるような気がする。

しかし、アサマンお互いの気分の盛り上がりが今ひとつで、急にインサートをしようとすると失敗を起こすので、よくウォームアップをして気分が乗った所でインサートをした方がスムースだ。ゆかりちゃんとのアサマンも十分注意したつもりでもやはりインサートという段になるとザラ付き感があってピストン運動にカサツキがある。

とうとうこの朝も不発に終わった(自然消滅)。ゆかりちゃんゴメンナサイ。

ゆかりちゃんとはその後、タイでは会っていない。日本に帰国後、東京の赤坂でタイエステの店で働いているという。私が日本に帰った時に連絡を取り合って逢瀬を楽しんでいる。ゆかりちゃんは酒が好きでたくさん飲むとあの薬のようになる。

ゆかりちゃんはあのエクスタシーの味が忘れられないらしく、会うといつもあの薬が欲しいとせがむ。