コーヒーブレイク怒り編!
「濡れ手に泡の成田空港両替所」激怒!編
私は以前、銀行が行っている両替業務について銀行の外国為替の担当の人と大喧嘩をしたことがある。そのやり方が余りにも「詐欺的」であったからである。やり取りの内容は次のようなものであった。米国ドルはその日の基準為替レート(TTS)に2円1ドルにつき加えたものが銀行の円からドルに両替するレートである。反対にドルを円に変えようとする時はTTSにマイナス2円を差し引いたレートによって計算される。
つまり上下4円の売買手数料が銀行の手数料となる。もっとも、このTTSなるレートがテレビなどで放映されるレートとは違い、1ドルにつき1円程度高く設定されているのが普通である。だから銀行は大口得意先に対してはこの1円の範囲内で特別優遇レートなどを設定することもあるのである。
一般消費者は何の優遇にあずからないので1ドルに両替して残ったドルを又、円に再両替すると銀行には5%程度の手数料を支払うことになる。ここまででは私も怒り心頭に達して相手を罵倒するといった態度には良識派を自認する私でも出ない。
話はこれからである。
では、この公式は他の外貨、例えばタイのバーツについてはどうであろうか。参考にするがタイバーツだからというのではない。ドル、ユーロ以外の全ての通貨はこれからいう公式に当てはまる。まず、円をバーツに替える。去年11月17日のレートは1バーツを買うのに3.09円を必要とする。では残ったバーツを円に両替すると1バーツが2.13円。
賢い読者ならばもう私が何で激怒したか理解して貰えたと思う。つまり1万円をバーツにすると3,236バーツ貰える、これを一銭も使わずに円に再両替すると6,893円戻ってくる。つまり売買上下幅31%ということになる。両替というブローカーが31%の利益を取っているのだ。ドルという隠れ蓑を着て、さぞかし利幅の少ない商売をやっているように見せて実は無知蒙味な国民を相手に暴利を貪っているのである。
銀行の担当者の言い訳:
- ドル、ユーロ以外の通貨は動きが少なく資本回転率が悪いので金利というものを考えざるおえない。
- タイバーツに限って言えば国際通貨としては両替できないので銀行としてもリスク負担を考えている。
以上のようなものだ。
この考えには私には大きな反論がある。
まず第一に、動きの悪い通貨を置くと利益率が悪くなり資本がかかるというならば、銀行はドルとユーロだけにすべきである。他の通貨を用意するというのは銀行にとってはお客へのサービスであろう、そのサービスが31%の利益を必要とするならばそれはサービスではないのだから、即刻止めるべきだ。
そんなサービスを私たちは望んではいない。次に国際通貨ではないのでリスクがあるというのも銀行の勝手であろう。リスクがあるならやるな。そもそも銀行がリスクを取る、などというのは何処を見て言っているのか。冗談にも程がある。
加えて私が言っている「詐欺的」な商売とは、考えて見るがいい、お客が成田空港でそんな銀行に出会わずして、バンコックの空港にめでたく到着し両替所に行って1万円を出せば11月17日のレートで3,780バーツ貰えるのである。思い出して貰いたい、成田の空港では3,236バーツ。6時間後のタイでは3,780バーツ。約17%も得なのだ。これを詐欺と言わずして何という。
私は銀行の外貨為替業務がレートをいくらに設定し商売をしようが自由である。日本にある銀行の間にもレートの差が生じるということも百も承知である。でも本来銀行は公の立場も考慮に入れなければ、その存在意義はないであろう。その証拠に経営危機に陥れば国民の税金を使い、救ってもらい、国民の利息を削って自己の不良債権の穴埋めをしているのであろう。国のお墨付きを貰ってバックアップして貰っているのだろう。
その銀行がお客を騙すような商売はしてはならない。もしするとすれば、こういう貼り紙をして国民に注意を喚起すべきだ。「うちの銀行で両替すると損をします。是非現地に行ってから両替してください。もし、残った現地通貨があれば現地にて再両替して下さい。うちの銀行はどうしても再両替できなかった人や、どうしても今、現地通貨が必要な人(そんな人はいる筈がない)だけ両替を行って下さい。」それが親切というものである。空港内に店を置いている銀行には、一刻も早く国民を騙すとも受け取られるような行為には加担しないで貰いたい。
おわり








